日本老年歯科医学会第34回学術大会で発表し、表彰されました

2023年08月30日

ポスター発表を行う様子

2023年6月16日~18日に日本老年歯科医学会第34回学術大会が開催されました。

超高齢社会の日本では、健康寿命の延伸のために、オーラルフレイルや口腔機能低下症への対応が求められています。口腔機能の低下は、本人の自覚がないまま進行しやすいため、早期発見・早期対処が重要となります。そこで、当財団ではオーラルフレイルや口腔機能低下症を改善・予防することを目的とした研究を推進しております。

今回の学会では、口腔機能低下症の診断項目の一つである唾液に関する研究成果についてポスター発表を行いました。

  • 1.東京医科歯科大学歯学部との共同研究では、振動マシンによる週2回、約1ヵ月間の唾液腺への振動刺激が、口腔湿潤度および唾液分泌量の改善に有用であり、口腔乾燥を改善する新たな手法となりうる可能性を示しました。本研究は優秀ポスター賞のコンペティション候補に選出され、表彰されました。
  • 2.高齢者の刺激唾液量の実態を、性別、年齢、アイヒナーの分類に基づく咬合状態の観点から解析した結果について、「高齢者の唾液分泌量と咬合状態との関係性」というタイトルで途中経過を報告しました。今後も調査を継続し、被験者数を増やしていく予定です。

尚、ライオン株式会社と共に、専用のキットとスマートフォンアプリで簡便に口腔機能を評価し、その結果を基に利用者が選択したトレーニングメニューを提供するオーラルフレイル対策サービス(ORAL FIT)の有用性の検証結果についても報告しております。

今後も、高齢者の健康寿命の延伸に寄与できるよう調査研究を行い、情報発信に努めてまいります。

【学会発表内容】
1.「機械的刺激による口腔乾燥の新たな改善方法に関する研究」(ポスター)
2.「高齢者の唾液分泌量と咬合状態との関係性」(ポスター)
3.「オーラルフレイル対策サービスORAL FITの有用性検証:パイロットスタディ」(ポスター)

ポスター発表を行う様子
表彰状
表彰の様子